理事長あいさつ

理事長

精神科医療を通して、 患者様とスタッフのあたたかい関係、 社会復帰と地域生活の支援を 一貫して提供します

理事長館農 勝

ときわ病院は、昭和53年(1978年)11月に、こころの安らぎとあたたかな治療の場を求めて、花井忠雄前理事長により、緑豊かなこの地に開設致しました。『どのような疾患や障がいがあろうとも、人はその存在価値において全く平等であり、等しくその人間性が尊重される』という理念のもと、創生期(第1期)には開放的な治療環境と非管理主義に徹した治療関係の醸成に努めました。

続く第2期改革では、精神科作業療法や精神科デイケアなどリハビリ機能を整備・充実して、早期退院に向けて精神科医療の質を高めるとともに、社会復帰施設や地域生活支援に努力を傾注しました。

平成10年(1998年)以降の第3期改革では、精神科医療の質を高め、効率的な医療を提供すべく、2病棟から4病棟へと増設して精神科急性期治療病棟、認知症治療病棟そして慢性期の精神療養病棟(2病棟)への機能分化を進めました。

現在の精神科医療は、入院中心の医療から、地域で生活しながら必要な治療を継続する方向に転換しています。また、入院治療も従来の統合失調症中心から、うつ病、重度の認知症性疾患をはじめ、依存症や発達障がいなど多様化を示しています。

このような時代の変化に伴う社会的ニーズに応えるため、第4期改革として平成23年(2011年)12月に病棟改築を行ない認知症治療病棟の治療環境を改善し、また、翌年(2012年)3月から精神科救急病棟(スーパー救急病棟)を稼働し、以来、道央圏南ブロックの精神科救急中核病院としての役割を果たして参りました。

さらに第4期改革では、重度認知症デイケアおよび宿泊型自立訓練施設の開設、平成25年(2013年)10月の児童精神科外来(ときわこども発達センター)の開設、放課後等デイサービスと発達支援センターの開設など、子どもから老人までを対象に、医療と福祉を両輪とした多職種連携での事業運営を本格化しました。

現在は、幼児期から老年期まで、すべてのライフステージに応じた切れ目のない医療・福祉支援を提供しながら、更にその質を高めるべく国際的な認定資格の取得を行うなど、職員一同が日々努力しているところです。 芸術の森に隣接した緑豊かな環境で、患者さまとスタッフのあたたかい治療関係、そして良質で効率的な精神科医療、社会復帰と地域生活の支援をこれからも一貫して提供できるように職員一同誠心誠意努めて参る所存です。

院長のあいさつ

院長
院長吉田 拓

吉田 拓病院長の挨拶原稿が必要 吉田 拓病院長の挨拶原稿が必要 吉田 拓病院長の挨拶原稿が必要 吉田 拓病院長の挨拶原稿が必要